ストレスを避けよう

現代社会において、ストレスから完全に離れるというのは不可能だと思います。その上で、皆さんに知っておいて欲しいことがあります。それは、【知識さえあれば減らすことができるストレスがある】ということ。

ストレスとは、いわゆる人間関係の中でうまれる負の感情や、育児や仕事によって疲弊する身体への負荷ばかりではありません。

心身の負荷になるもの全て身体にとってのストレスになります。それでは、身体にとってのストレスになるものとは何だと思いますか?ストレスという言葉を使わずに負担になるものと考えた方がわかりやすいかもしれません。

例えば、食べ過ぎは胃の負担。考えすぎは脳の負担。お酒の飲みすぎは腎臓の負担。傷の治癒も体が頑張るので負担。このように、多くの身体に与える負担はあります。

このストレスに対抗するためのホルモンがコルチゾールというホルモンで人間の身体では副腎という臓器で作られています。そして、そのホルモンの量には個人差があるため、同じことをしていても、すぐに回復できる人と、ぐったりして回復までに時間を要する人という差が出てきます。

この副腎。ストレスに対して対抗し続けると疲れてしまいます。簡単に言うと、副腎のパワーが100なのに、様々なストレスによって100使い切ってしまうと、他にまわせなくなり、様々な心身の不調をきたすようになります。いずれ別記事で書きますが、これは副腎疲労症候群という状態です。

頭がぼーっとしてうまく考えられなくなったり、身体を動かすことができなくなったり、無気力になったり、止められないイライラが続いたり、症状としては様々ですが、とにかく自分でもよくわからないけど辛い。という状態になります。

病院へ行っても通常の検査では異常なく、心療内科などを紹介されうつ症状として診断されてしまうこともあり、なかなか日本では診断してもらい適切な治療をしてもらうことは難しいのが現状です。

しかし、自分自身で改善していく方法が、今回のテーマであるストレスを避けるということです。

私自身が、副腎疲労の診断をされたのは6年前。まず、小麦粉、乳製品、酒、たばこはやめるように言われました。

小麦粉?なぜ?と思われるかもしれませんが、小麦粉のもつタンパク質であるグルテンは、腸への負担が大きいからです。パンやパスタのちょっとネチっとした感じわかりますか?あれがグルテンの作用であり、あのネチっとが腸壁にべたっとつくと考えてください。腸の中の環境を悪くします。

同じ理由で、乳製品のタンパク質であるカゼインも腸の負担になります。

お酒、たばこが負担になるのもおわかりですね。

このように、臓器に負担を与えるものを避けることにより、今までそちらの修復に使われていたホルモンが必要なくなり、ホルモンに余裕ができます。そうすることで、ホルモンを他のことに回すことができ、他の身体の不調がおさまったり、気持ちにも余裕ができてくるようになります。

ここで簡単に書きましたが、私は副腎疲労の状態から回復するのに5年かかりました。5年かかってやっと普通の人と同じように動いても、次の日に影響が出ずに生活できるかなというレベルです。少しづつ病んでいった身体。少しづつ体の栄養を蝕んだ結果。それを補いながら回復していくのには、身体を悪くした年月の倍は、回復に必要かもしれないということは覚えておいてください。

私にとってのストレスは、臓器に与えるものばかりではありませんでした。それは精神的な負担です。【病は気から】と言いますが、病気になると思っているから病気になるというよりも、気が病めばそちらにホルモンを使うのだから、病みが深ければ深いほどホルモンは使われ、他に回せなくなり身体に不調が出てきてしまうと考えています。

強いストレスにさらされれば、本来であれば他で使われるはずのホルモン全てを使ってしまい、不足して何らかの不調として現れるということです。よく、身体からのサインなどと言いますが、その通りで、もう身体は耐えられなくなっているから、身体に不調が出てしまうわけです。

よく考えて欲しいのです。精神的な負担を与えてくるものが、自分にとって本当に大切なものなのか、自分の健康より大切なものがあるのか。健康を損なった倍の時間、取り返すには時間もかかるし、苦しい時間は長くなる。ましてや、もっと酷い癌などの病気を引き起こすかもしれない。

それでも、その精神的負担と付き合わなければならないのか。自分自身の性格や気質の問題であれば、自分自身にあった書籍を探して自分自身と向き合い、自分の生きやすい考え方を見つけるのもいいでしょう。

人の問題で苦しんでいるのなら、その人とは一度思い切って距離をおいてみるのもいいかもしれません。

切れない関係性であるのであれば、自他境界をしっかり持ち、相手と私は違うのだ。相手の問題は私の問題ではない。と心の中でしっかり線を引き自分を守ることも大切になってきます。

私自身は、生活習慣の改善は様々おこなってきました。さまざまおこなった結果、生活習慣を変えるだけでは、真に健康を維持することはできないということに気づき、今は自分自身の気質や思考の癖とうまく付き合っていくために努力をしています。

生きづらさを抱える人は、自己肯定感が低かったり、HSPでそもそも感受性が人より強く何もかも深く受け止めてしまったりする方も多いかと思います。どちらも私ですが・・・

どちらも、自分自身に問題があるわけではなく、育ってきた環境や脳の気質の問題であったりします。なにも、責任を転嫁しろといっているわけではなく、あなた自身の問題であっても、あなたのせいではない。あなたにも生きやすくなる権利はあるし、その方法はいくつかあるとお伝えしたいのです。

私自身は、栄養を満たしてあげると、思考がずいぶんとしっかりして疲れにくくなります。人との会話もその状態であればうまくできたりします。逆を言うと、あまり調子がよくないときは、人と会って会話をするとおかしなことを言ってしまったり、逆に何かを言われてもうまく返せないことがあり、落ち込んでしまいます。

栄養で変わる?と思うかもしれませんが、ビタミンCを副腎は人間の臓器の中で一番栄養とする臓器なので、Cを寝る前に1000㎎~2000㎎程とれば、よく朝すっきり昨日のストレスなんてなかったかのように起きれたりもします。

脳の気質の問題であると書きましたが、神経の伝達にはビタミンB群が関係しているため、B群の摂取により思考がすっきりして、考えがまとまりやすくなり、イライラが軽減することもあります。

栄養素は、それぞれが関係しあってうまく働いてくれているため、何か一つを取り入れたからと言って全身がすぐに改善するというわけではありませんが、CとB群に関してはすぐにでも試してみてもらえれば効果を実感される方も多いかなと思います。

身体に負担になるものを避けるのはもちろん、精神的な負担になるものや人からも離れる。これが、わたしが私を守るための方法です。健康になるためには、まず自分自身を守らなければいけません。何も、逃げろというわけじゃありません。わざわざ疲弊させてまで今、戦わなくてもいいんです。

みなさん、自分自身を大切にしましょう。それが、ストレスを避けることです。自分と人は違う。人の問題には首を突っ込まない。自分の問題に首を突っ込んでくる人からは離れる。何も人に合わせる必要なんてない。自分は自分で良い。

人によって感じ方は様々。疲れ方も様々。自分がどう感じ、自分が辛くなっていないか。自分自身がどうしたいのか。自分自身がどこまでならできるのか。無理のない範囲で生活をしていけたらいいのではないかと思います。

今回、子供の冬休みもあり、更新が途切れてしまい、新年、初投稿となるわけですが、私自身に向けて書きました。

私自身が、自他境界をうまく保てず、人の問題まで心配して病んでしまったのです。私は人の問題は抱えなくていい。誰かの問題を私が解決できるとは思わないが、口を出すのも失礼ですよね。人は人。私は私。よく考えてストレスになることは避けて生活していきたいと思います。

副腎疲労症候群 HSP 自他境界 

様々なストレスの種類(小麦粉、薬、ピル、柔軟剤、電磁波など)

これらについてはまた別記事で書きますね。

本日はこのような乱文ここまで読んでいただきありがとうございます。

byゆなまむ

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